トレハロースの甘味度に注目!砂糖やアスパルテームなど色々比較してみた

角砂糖

人工甘味料の危険性が何かと話題になるなか、「トレハロースも人工甘味料なのか?」と思われるケースが少なくありません。トレハロースが食品添加物であるためか、このような誤解が多く生まれているようです。

今回は、「そもそもトレハロースは甘いのか?」というポイントにフォーカスしていきます。砂糖やほかの甘味料と比べていきながら、トレハロースが持つ役割と用途についてもお話ししていきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

トレハロースの用途や成分、期待できる効果は?活用方法まで解説!

砂糖の甘味度「1」

甘さの基準になるものは、やはり砂糖。そこでトレハロースの甘さについてお話しする前に、砂糖の甘味度から始めていきます。

まず、砂糖の甘味度は基準なので1。ちょっとなめただけでも強烈な甘さがあり、特に疲れているときはエネルギーがわいてくる感じがしますよね。その甘さが古くから評価され、お菓子やジュース、缶詰などの食品に多く使われています。

ちなみに砂糖はさとうきびやてん菜から作られ、エネルギーは4kcal/gです。

比較してみよう!いわゆる甘味料とされるものの甘味度とは?

甘さを出すための調味料としては砂糖がもっとも一般的ですが、そのほかにも糖の仲間にはブドウ糖や果糖、乳糖、キシリトールなどがあります。ほかに糖ではない甘味料としてスクラロース、人工甘味料として有名なアスパルテームもあります。

これらの甘味度とカロリーについてまとめてみました!砂糖と比べてどれくらいの甘さがあるかチェックしてみましょう。

ブドウ糖

0.6~0.7(甘味度)、4kcal/g(エネルギー)
でんぷんの加水分解からできる単糖類で、エネルギー補給などに使われます。

果糖

1.2~1.5(甘味度)、4kcal/g(エネルギー)
果物やはちみつからとれる糖で、砂糖よりも甘味度が高いです。飲料に利用されることが多いです。

乳糖

0.15~0.4(甘味度)、4kcal/g(エネルギー)
哺乳類の乳からとれる糖で、粉薬や錠剤の形を作るために増量剤として使われます。

キシリトール

0.6(甘味度)、3kcal/g(エネルギー)
野菜や果物に含まれていて、例えばガムや砂糖を使わないお菓子などに使われます。虫歯になりにくい糖として知られています。

スクラロース

600(甘味度)、0kcal/g(エネルギー)
「砂糖に近い」と言われる甘味質で、文字通り砂糖の600倍もの甘さがあります。カロリーが0ということで、ダイエット甘味料としてよく使われます。

アスパルテーム

100~200(甘味度)、4kcal/g(エネルギー)
人工甘味料としてもっとも有名です。スクラロースと同じようにダイエット甘味料やお菓子、飲料水に使われます。健康への危険性について話題になることもしばしば。

こうして見ていくと、果糖は砂糖よりも少し甘味度が強く、スクラロースやアスパルテームは砂糖をはるかに超えることがわかりますね。さて、次はこれらと比べてトレハロースはどうなのか、実際に見ていきましょう。

トレハロースはそれほど甘くない

トレハロースの甘さは0.45、エネルギーは4kcal/gです。甘さは砂糖の約2分の1で、ほかと比べると甘くないことがわかります。

甘味料として使われることはない

砂糖と同じだけの甘さを出すには2倍もの量が必要になり、それではカロリーが高くなってしまいます。そのため、トレハロースは甘味料として使われることはあまりありません。

アスパルテームをはじめとする人工甘味料の危険なイメージのせいでトレハロースについてもネガティブイメージがつきつつあります。これには「糖質は甘い」という誤解がまだとけていないという背景があり、結果として「トレハロースも人工甘味料だ」と考えられてしまうようです。

しかし、トレハロースは甘味料としてではなく食品の品質維持のために使われることが多い、天然由来の糖質です。安全性も国内外で確認されているので、使用が認められています。摂取量の制限も対象外となっているほど。だからこそ、トレハロースを危険視しすぎずに上手に向き合っていきたいものですね。

甘さの少ないトレハロースの使いみちとは?

トレハロースは甘味度よりもその保水力が高く評価され、食品の品質維持に使われる成分です。スーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売されるお弁当やおにぎりのおいしさを長持ちさせたり、果物を新鮮な状態に保ったりするために役立ちます。料理をおいしくするためにも重宝されている成分です。

そのほかにも、化粧品や医薬品として使われることもあります。トレハロースならではの保水力で、今後の可能性にも期待が高まっています。

ご飯やパン、パスタを噛みしめるとき、ほんのりとした甘さを感じますよね。また、お餅を使った和菓子を食べるときに、すっきりとした上品な甘さを感じます。トレハロースについては、そのような控えめな甘さをイメージしていただければよいかと思われます。トレハロースは非常に優れた性能を持っているので、ぜひふだんの生活にも活用していきたいものですね。

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